Dockerで簡単!ローカル環境でWordPressを試す方法

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「WordPressをちょっと触ってみたいけど、自分のPCにPHPやMySQLを直接インストールするのは面倒だな……」

そう思ったことはありませんか?私はあります。OSの環境を汚さずに、使い終わったらサクッと消せる環境を作りたい。そんな時に最強の味方になるのが Docker です。

今回は、Dockerを使ってローカル環境にWordPressを爆速で立ち上げる手順を紹介します。備忘録も兼ねていますが、これからWordPressを始めたい方のガイドとしても活用してください。

なぜDockerを使うのか?

以前ならXAMPPやMAMPを使うのが一般的でしたが、今のエンジニアならDocker一択でしょう。

  • 環境が汚れない: コンテナを消せば、OSは綺麗なままです。
  • 再現性が高い: 別のPCでも同じコマンドを叩けば、全く同じ環境が手に入ります。
  • 複数プロジェクトの切り替えが楽: ポート番号を変えるだけで、複数のWordPressを同時に動かすのも簡単です。

起動までの3ステップ

セットアップは驚くほどシンプルです。以下の3つの手順で進めます。

  1. Dockerのインストール
  2. コマンドを実行して環境構築
  3. ブラウザからアクセス

1. Dockerのインストール

まだインストールしていない場合は、公式サイトからDocker Desktopをダウンロードしてインストールしてください。

Docker Desktop: 開発者向けの#1コンテナ化ツール | Docker

Dockerデスクトップは、開発者向けの共同コンテナ化ソフトウェアです。 今すぐ Docker Desktop を Mac、Windows、または Linux でダウンロードしましょう。

www.docker.com

2. コマンドの実行

ターミナル(PowerShellやiTermなど)を開き、以下のコマンドを順番に実行します。

Terminal window
# コンテナ同士が通信するためのネットワークを作成
docker network create wp_net
# データベース(MySQL)コンテナの起動
docker run --name db --net=wp_net -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=test -e MYSQL_USER=test -e MYSQL_PASSWORD=test -e MYSQL_DATABASE=database -d mysql
# WordPressコンテナの起動(ポート8080で待ち受け)
docker run --name wp -p 8080:80 --net=wp_net -d wordpress

ここで重要なのが docker network create です。これにより、WordPressコンテナが db という名前でデータベースコンテナを認識できるようになります。

3. ブラウザからWordPressにアクセスする

コマンドの実行が終わったら、数秒待ってからブラウザで以下のURLを開いてください。

http://localhost:8080/

以下のような言語選択画面が表示されれば、環境構築の第一段階は成功です!

起動後の初期画面。ここからインストールが始まる。
起動後の初期画面。ここからインストールが始まる。

WordPressの初期セットアップ

画面の指示に従って進めていきます。

データベース設定

ここで先ほどのコマンドで設定した値を入力します。

  • データベース名: database
  • ユーザー名: test
  • パスワード: test
  • データベースのホスト名: db (※ここが重要!Docker Networkのおかげで名前で解決できます)
データベース接続設定。ホスト名をlocalhostではなくdbにするのがポイント。
データベース接続設定。ホスト名をlocalhostではなくdbにするのがポイント。

サイト情報の入力

あとはサイト名や管理者のユーザー情報を決めるだけです。

サイト名と管理者アカウントの設定画面。
サイト名と管理者アカウントの設定画面。

ログインして完了

設定したパスワードでログインしましょう。

いつものWordPressログイン画面。
いつものWordPressログイン画面。

ダッシュボードが表示されたら作業完了です!ここからはプラグインを入れたり、テーマを変えたりして自由に遊び倒せます。

管理画面が表示された状態。ここが今日からの遊び場。
管理画面が表示された状態。ここが今日からの遊び場。

後片付け(コンテナの削除)

遊び終わって「もう必要ないな」と思ったら、コンテナを削除してリソースを開放しましょう。

注意: コンテナを削除すると、WordPress上の記事や設定もすべて消えます。あくまで「使い捨てのテスト環境」という割り切りが必要です。

Docker DesktopならGUIのゴミ箱アイコンから削除できます。

Docker Desktopのダッシュボード。ここから一括管理できる。
Docker Desktopのダッシュボード。ここから一括管理できる。

コマンドで行う場合は以下の通りです。

Terminal window
docker stop wp db
docker rm wp db
docker network rm wp_net

最後に

Dockerを使えば、WordPressの「環境構築」という高いハードルをあっさりと越えることができます。

「本番環境にプラグインを入れるのは不安だけど、ローカルで試せるなら安心だな」とか「そもそもWordPressってどんな雰囲気?」という方には、まさに最適な方法です。

もし「もっと本格的に管理したい」と感じたら、次は docker-compose を使った管理に挑戦してみると、さらにエンジニアとしての楽しみが広がるはずですよ。